福岡市の私立博多中学校でありえないミスが起こってしまいました
中学校が高校受験の願書を提出忘れで、受験希望者が受験できなかったとのこと
なぜこんなことが起こってしまったのでしょう?
その高校の受験をする予定の生徒は3人でしたが、進路はどうなってしまうのでしょう??
また、なぜこのようなミスが起こったのか?
福岡県の願書出願の方法について
福岡で子供2人の受験も経験した視点で今回のニュースを考察しました
この記事でわかること
学校のミスでも受験できないのか?
願書提出日を間違った原因
福岡の願書の提出方法が時代遅れ?
受験できなかったのはどこの高校?
今回県立高校と受験日が違った高校は古賀市の高校とニュース記事にありました
県立でも、市立でもない組合立という公立高校があるようです!
初めて聞きました
組合立の高校は群馬県と福岡県に2校で全国に3校しかない公立高校でした
Wikipediaによると、特別地方公共団体たる一部事務組合が設置する公立の高等学校とあります。
(これを読んでもちょっと難しくてよくわかりませんでした)
古賀市の県立ではない高校は古賀竟成館高等学校のようです
ここは、古賀市、福津市、新宮町の3つの自治体が共同で運営していたんですね
だから、市や県と管轄が違うので、受験日も願書締切日も違ったようです
願書提出日を間違った原因
なぜ願書の提出日を間違ったのでしょうか??
福岡市では、公立高校は福岡県立と福岡市立がありますが受験日は同じです
我が家の子供も過去高校受験をした際、上の子は県立高校、下の子は市立高校を受験したのですが、受験日も願書の提出なども同じ日でした
しかし3つの市で運営している古賀竟成館高等学校は県立や市立の公立と受験日が違ったようです
受験できなかった生徒はどうなる?
3/19追記
実は古賀竟成館高等学校は、「追選抜」の規定を準用し、3月中旬に受験機会を設けていたことがわかりました。
高校側は、個人情報のためその3人がその制度を利用して受験をしたかどうかは明らかにしませんでした。
しかし、3人のうちの一人の保護者が取材に応じ、受験しなかったと答えたそうです。
「受かっても普通の学校生活を送れないと思った。もっと速やかに対応してほしかった」と保護者は話していたそうです。
受験日に向けて、努力していた糸も切れると思いますし、ショックやストレスで、そう簡単にさあ受験ができると切り替えられなかったでしょうね
3人の学生さんが今どう過ごしてらっしゃるかは、とても気がかりですね
その以前の流れは以下になります
対象の公立高校は、どの中学も締切を守っているからという理由で受験票の受理をしてくれなかったそうです
受験希望していた3人は受験できませんでした
もちろんその学校に進学することはできません
その3人の学生さんが、他の高校を受験していたのかどうかは不明です
ですが博多女子中学校は私立の中高一貫校で、そのまま高校に残ることはできると思います
行き先がないということはないのですが、そんなことがあって、そのまま同じ高校に進学するのはご本人もご家族も選ばないでしょう。
公立と私立では学費も違いますし、出会う人や環境が大きく変わってしまいます
本人の努力とは無関係のところで進路の希望が遮られてしまうのは、近い世代の子供を持つ親としてとても苦しいニュースです
すでに受験日をすぎてしまっているので、追試などの対応は難しいのではないでしょうか
学校は3/2に緊急保護者会を開き説明をするということです。
この3人の学生さんと保護者だけでなく、学校を信頼して娘さんを預けている保護者の方の憤りはどれほどでしょうか
本来ならば、受験が終わり、卒業まで友人との大切な時間を有意義に過ごしたりしている時です
追試をするべきだとの声広がる
再度、批判覚悟で訴えたい。今回のケースについては、子どもたちを救うべきだ。子どもたちには何の落ち度もなく、遅れた理由も明確。古賀竟成館(きょうせいかん)高校や、福岡県の古賀市、福津市、新宮町の関係者の皆さん、今からでも間に合う。入試願書の受理を切に願う。 https://t.co/tvZrzNYCtr
— 泉 房穂(いずみ ふさほ) (@izumi_akashi) March 5, 2024
元明石市長の泉房穂さんも対応するべきだとおっしゃっています
ミヤネ屋の宮根さんもかわいそうだなんとかならないのか?と番組でおっしゃっていました
アナウンサー時代の後輩でもある福岡市の高島市長になんとかならないのか?と電話で訊ねたとのことです
高島市長は、福岡市の管轄ならすぐに高校へ対応のお願いに行っていた。だけど管轄が違うのでできなかったとおっしゃっていたそうです。
SNSやニュースのコメントを見るとルールの例外を作るのはどうなのか?
例外で入学したとして、その子はいづらくならないか?などの慎重論もある一方
圧倒的に対応してあげるべきという声が多いです
やはり本人のせいではない
大人がここまでちゃんと対応してくれたという経験が人生に希望を与える
など、生徒さんの心をケアしたいですね
追試の対応は可能なのか
古賀竟成館高校のホームページによると、「一般入学者選抜の試験」は終わってはいるが、『補充募集に関する日程』が残されているようだ。今回のケースについては、この日程を活用して受験の機会を提供し、実施済みの学力考査と同じ基準で合否を判断してはどうだろうか。何らかの知恵はあるように思う。 https://t.co/TBvpffiEVI pic.twitter.com/FnFezEGgDM
— 泉 房穂(いずみ ふさほ) (@izumi_akashi) March 5, 2024
3人の生徒さんたちが元々受ける予定であった一般選抜はすでに終了していますが、3/18に「補充募集に関する日程」は用意されています。
本来はこれは、いわゆる後期日程で、一般で定員に満たない場合の追加募集で、前期日程に比べると募集定員も非常に少なく、そのためかなり難易度はあがります。
ですが、この日程を使い試験を行い「一般と同じ基準」で合否判断することができるのではないか?と泉さんは提案しておられます
たくさんの声が、学校や教育委員会を動かす可能性もありますよね
和解金の提案があった?
NHKや西日本新聞の記事によると、校長から当該保護者へ30万円で和解の提案があったようです
お子さんの将来や充実した学生生活の代償が、30万とはあまりにも軽いと感じてしまいますね
取材を受けられた保護者は納得がいってないようで、訴訟もする予定だとのことでした
心の整理をするのに時間がかかりそうです
やはり、これが我が子だったらと思うと言葉にできない悲痛な思いです。
平日も休日も好きなことも我慢し、遅くまで勉強を頑張っていた姿を思い出します。
そのお子さんもきっとそうだったでしょう。
もちろん生徒の受験票を預かり、提出する役割を与えられていた職員の先生が失念したのは、重大なミスですよね
当該生徒は受験できなかったとのことですし、人生にも関わる問題です
願書の提出方法が時代遅れ?
人的ミスは起こる時は起こります
博多女子中学校は私立の中高一貫校で、定員は60名です
公立と比較すると学年の生徒数は非常に少ないので、先生の数もおそらく少ないのではないでしょうか
一人の先生が多くのタスクを抱える、そんな背景もあったのではないかと推察します。
一人の先生に一任せず、ダブルチェックの体制など、間違いが起こることがないような学校の仕組みが必要だったと思います
そしてネットにはこんな声も多くありました
「え?福岡は学校が願書提出するの?関東では自分でします紙の書類も出さずwebで完結です」
えー!我が家のこどもたちは願書を書く日があり、その日に印鑑を持って親も学校へ
書いた願書は学校へ提出しました
1000RT:【来春から】高校入学願書の性別欄を廃止「選考に必要ない」 福岡https://t.co/8SmsBGMnmy
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 17, 2018
入学願書や受検票の性別欄をなくすと教育委が発表した。「選考に必要ない情報で、LGBTなどの生徒にも配慮した」という。 pic.twitter.com/SFhcX3vD0w
そうそうこんな用紙でした
福岡県って遅れてるんですね
関東以外の他の地域はどうなんでしょうか??
またこんな声もありました
「兵庫県では生徒のミスではなく学校のミスの場合は「受理」するようになっています。昭和時代に初めての推薦入試の時に神戸市の中学校の進路担当者がミスって受検できなくなった過去があるからね。」
福岡だけでなく学校側が願書を提出する地域はあるようです
こういう例があるように、問答無用で受付しない!というのはなんとも残酷です
受験できなかった3人の生徒さんは何の落ち度もないので、なんとか検討していただきたいですが…。
ネットには、個人の責任で個人で提出するようにするべきだという声も多くありました。
しかし難しい問題ですね
高校受験の場合、中学校の評定なども評価の対象になるので、どちらにしろ中学校に提出してもらわなくてはいけません
関東のように栄えている地域はwebへの対応はスムーズそうですが、福岡は地域差も激しいのでまだ難しいかもしれませんよね
しかし、今後どのようにしたらミスがなくなるのか検討していっていただきたいですね
ただでさえ先生方は膨大な仕事で働き方改革が必要と言われてますから
まとめ
同じ県内で近い年齢の子供を持つ母親として、非常にショッキングなニュースでした
きっと受験のために必死で努力してきたので本人も保護者の方もショックは大きいと思います
救済策を検討していただきたいのと、今後同じことが起こらないよう、先生方の負担を減らす対策も必要ではないでしょうか?